• コミュニティ政策学会は、地域社会におけるすべての 近隣組織や市民活動組織を育て、地域民主主義を発展 させようと努力している人々の全国組織です。 コミュニティ政策学会(英語でJACP)は、 地域社会のリーダーとボランティア、議員、 行政職員、NPO、企業、研究者などのあらゆる 分野の人々が集い、地域自治とコミュニティ政策について、 共に考え、情報交換することを目的として活動しています。

  • 第12回大会 「今なぜコミュニティ政策か」

    ー自治体にとってのコミュニティ政策、地域にとってのコミュニティ政策ー

    開催趣旨】
     本学会では、2001年(平成13年)の設立以降、自律的な地域コミュニティを形成し、地域住民自治を前進させるための議論を重ねてきました。現在では、多くの地方自治体が、様々なコミュニティ政策を展開するようになっています。地域で出来ることは地域が行い、地域の未来を地域が構想し担っていく、そのような自律的な地域運営の主体形成として、コミュニティ政策はますます重要な位置を占めています。
     しかし、多くの地域においては、地域組織(自治会・町内会等)への加入率の低下や構成メンバーの高齢化と固定化による地域コミュニティの希薄化・弱体化が依然として進んでいます。他方、地方自治体側でも、公助の後退を支える共助としてのコミュニティ政策重視の傾向があり、我が地域ではどのようなコミュニティ組織が求められているのか、地域コミュニティと行政はどのような協力関係・役割分担を構築するべきなのか等、我が自治体にとってなぜ今コミュニティ政策が必要なのか、が十分に検討されないまま「先進自治体」に倣った政策展開が見られます。今後各自治体での取り組みの拡がりと深化を前にして、今一度、なぜ今コミュニティ政策が必要なのか、コミュニティ政策にはどのような可能性があるのかを、地方自治体側と地域(地域住民)側、双方の視点から根本的に問い直す必要があるように思います。
     福岡大会では、コミュニティ政策に精力的に取り組んでいる福岡県内の市町村を事例として、他地域の知見も交差させながら、地域運営の基礎的条件を抽出し、地域住民自治の機能をより高めるようなコミュニティ政策の方向性の明確化につなげることが目標です。
     なお、「福岡市自治協議会サミット」が同時に開催されます。開催地である福岡市のサミットと学会大会が響きあいながら、今後の自律的な地域運営を徹底的に考える機会になればと考えています。

    日時・会場】
    日時:
    会場:

    主催:
    共催:
    後援:
    (順不同)
    2013年7月6日(土)・7日(日)
    西南学院大学(福岡市早良区西新)
    コミュニティ政策学会
    西南学院大学
    福岡県/福岡市/北九州市/宗像市/福岡市自治協議会等 7 区会長会/
                 福岡市NPO・ボランティア交流センター /福岡市社会福祉協議会
    大会参加費(資料代含む)   会員   1日参加 1,500円  2日参加 2,000円
                       非会員  1日参加 1,500円  2日参加 2,500円  
    (*福岡市在住の方は、
       福岡市が地域活動者の研修として位置づけ参加費を負担するため無料です。)
    懇親会費   一般 4,500円   院生・学生 4,000円    於  西南クロスプラザ
    【プログラム】

    7月6日(土)
    12:00
    13:00

    総  会
    12時45分~13時45分

    記念シンポジウム
    14時00分~18時00分

    総会(会員)の参加受付開始(於 1号館2階 センターホール)
    シンポジウムの参加受付開始(於 大学チャペル)

    会場 : 1号館2階 I-202(マルチメディア教室1)

    会場 : 大学チャペル(1号館隣)
    「今なぜコミュニティ政策が必要か-福岡からコミュニティ政策を解剖する」

    【企画趣旨】
     近年、各自治体でコミュニティ政策、特に小学校区程度の範域ごとに、地域を代表する自治組織(地域自治組織)の設立を促し、その地域自治組織と公式にパートナーシップの関係を取り結ぶ制度を導入する取り組みが陸続と増えている。そもそも今なぜ自治体にとってコミュニティ政策が必要とされるのか、その中で自治体は地域に何を担うことを求めるのか、また地域はどこまでを担うことができるのか、コミュニティ政策にはどのような可能性が存在するのか等について、このシンポジウムにおいてディスカッションを展開する。
     今回、福岡県内で地域自治組織導入を進める3つの自治体、北九州市、宗像市、福岡市を取り上げる。この3市に着眼するのは、取り組みから概ね10年近く経過しており、その成果や課題が明らかになってきていること、三事例ともに地域自治区等の法律に規定される組織でなく自治体独自の組織であること、さらには組織の形態や「一括交付金」制度等の仕組みが共通していることに加えて、校区ごとに存在する公民館がコミュニティの拠点機能を果たしており、比較検討上の意義があること、そして何よりもすでに論文等各方面で早くから「先進事例」として注目を集める存在だからである。
     福岡市と北九州市はともに政令指定都市であり、一方はいにしえより大陸との窓口として栄えた商人の町「博多」に代表される、第三次産業を中心に発展する九州随一の人口を擁する大都市であり、また一方は「北九州工業地帯」と言われるように、官営八幡製鉄所の開設を契機に日本の近代化を支え、公害問題を克服した今日では環境分野での取り組みが注目される都市である。また宗像市は、宗像大社に代表されるようにかつては神の土地として「神郡」と呼ばれ、現在では福岡・北九州両都市の中間に位置することから、ベッドタウンとして発展を続けている。  この3つの都市は同じ福岡県内にありながら、その歴史的背景や産業構造等、都市の性格が異なっているため、各都市における地域コミュニティの現状やその課題も異なると思慮される。
     今回、それぞれの自治体がコミュニティ政策に取り組みだした契機や仕組み、またその制度における特色,包括性や代表性の実態等、それぞれの自治体における現在の取り組みを報告いただき、具体的事例を比較してその知見に学び、コミュニティ政策の可能性を探りつつ、とりわけ地域特性の多様性に対して、コミュニティ政策の「汎用性」を導きだすことができるのかできないのか、議論を深めるシンポジウムとしたい。
    全体司会兼コーディネーター  乾 亨(立命館大学産業社会学部)

     ・福岡市長の挨拶(予定) 髙島 宗一郎 氏

     ・シンポジウムの趣旨説明   森 裕亮(北九州市立大学法学部)

    第1部 各都市からの現況報告と論点整理 (14時20分~16時40分)
           〔現況報告〕① 久保田 和広(福岡市市民局コミュニティ推進部 コミュニティ推進課長)
                   ② 杉本 秀彦(北九州市市民文化スポーツ局市民部 地域振興課長) 
                   ③ 古川 博章(宗像市市民協働・環境部 コミュニティ・協働推進課長)
           〔論点整理〕① 十時 裕(福岡市地域活動アドバイザー)
                   ② 森 裕亮(北九州市立大学法学部)

    第2部 パネルディスカッション(16時50分~18時)
        「どうなる? どうする? コミュニティ政策」

    コーディネーター
              乾  亨(立命館大学産業社会学部)

    パネラー  
            ① 四宮 祐司(福岡市市民局長)
            ② 杉本 秀彦(北九州市市民文化スポーツ局 市民部地域振興課長)
            ③ 古川 博章(宗像市市民協働・環境部 コミュニティ・協働推進課長)

    コメンテーター
            ① 十時 裕(福岡市地域活動アドバイザー)
            ② 名和田 是彦(コミュニティ政策学会会長・法政大学法学部)
            ③ 森 裕亮(北九州市立大学法学部)


    懇 親 会  : 18時30分~20時30分
            会 場   西南クロスプラザ
            会 費   一般 4,500円   院生・学生 4,000円
    第2回「福岡市自治協議会サミット」のご案内
    今回の大会は、福岡市の自治協議会制度創設10周年目にあわせて開催します。福岡市では、本大会にあわせて、6日の午前中に、自治活動に取り組んでいる市民の方々の情報共有の場として、自治協議会活動の成功事例を具体的に紹介する<自治協議会サミット>を開催されます。
    会場は学会シンポジウム会場と同じ西南学院大学チャペルですので、ぜひ<自治協議会サミット>にもご参加ください。参加は無料で自由です。詳しくは同封のチラシを参照ください。

    7月7日(日)
    分科会Ⅰ
    9時30分~11時30分

            会場 : 1号館 2階・3階

    (1) 自由論題部会 A

     報告者  ① 内田 和浩(北海学園大学)
               「韓国・大田広域市におけるコミュニティ政策の変遷と『まちづくり』の動向」
            ② 三浦 哲司(同志社大学高等研究教育機構)
               「イタリア大都市における地域自治の実践とその課題-トリノ市第2地区を例に」
            ③ 坂倉 杏介(慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所)
              飯盛 義徳(慶應義塾大学総合政策学部)
               「東京都港区の総合支所制における 地区版計画策定のための住民参加システムに関する研究」
            ④ 早田 宰(早稲田大学社会科学総合学術院)
               「社会再生アプローチによる地域再生」
            ⑤ 田中 志敬(福井大学)
               「外部支援者が住民自治の力量形成に果たす役割
       -コーディネーター(調整・仲介)型支援者の役割に着目して」

    司 会  選考中

    (2) 自由論題部会 B

     報告者  ① 仁科 伸子(東京福祉大学社会福祉学部社会福祉学科)
              石井 義之(法政大学大学院人間社会研究科人間福祉専攻)
              保井 美樹(法政大学現代福祉学部)
               「コミュニティ間格差と地域福祉の課題」
            ② 楢原 真二(北九州市立大学法学部政策科学科)
               「超高齢コミュニティの現状と課題-岐路に立つ地縁組織」
            ③ 西出 崇(関西大学非常勤講師)
               「地方部における若年層の定住志向に関する分析」
            ④ 瀬戸 良昭(大阪市立大学大学院)
               「コミュニティと中小企業グループ-平野区を事例として」

    司 会  選考中

    (3) <自律的地域運営の可能性を検証する-福岡市自治協議会制度の10年を通して->分科会
             企画責任者・進行 貞清 潔(With Labo)
             コーディネーター:乾 亨(立命館大学産業社会学部)
    企画趣旨:
     福岡市では、非常勤特別職職員である「町世話人」制度を平成15年度に廃止し、住民による自治、そして住民と行政による共働のまちづくりを進めていくため、平成16年度から新たに、コミュニティの自律経営の組織として小学校区を単位とする「自治協議会」制度をスタートさせた。
     本大会は、福岡市の自治協議会のさまざまな活動が発表される「福岡市自治協議会サミット」に合わせて開催され、また大会第1日のシンポジウムにおいて、福岡市の自治協議会制度の概要は、福岡県内のコミュニティ施策の先頭を行く北九州市と宗像市と共に紹介され、制度創設の経緯や背景、制度の共通点や差異などが明らかにされることとなる。
     そこで、この分科会では、制度創設10年を迎えた福岡市の自治協議会制度について、行政側からだけでなく地域側からの視点も加え、その組織運営や活動などの成果と課題を深めることにより、地域運営のあり方についての考え方や可能性を明らかにすることを目的としている。併せて、今後の福岡市の自治協議会制度を中心としたコミュニティ施策の展開とともに、制度導入を検討している他自治体への地域コミュニティのあり方についての参考となることを期待する。
     報告者  ① 結城 勉 氏(福岡市自治協議会等7区会長会会長)
            ② 平山 清子 氏(博多区自治協議会長連絡協議会会長)
            ③ 鶴崎 雅彦 氏(元西区地域支援課係長)
            ④ 臼井 徹男 氏(元南区地域支援課係長)
    (4) <コモンズと自然エネルギー:地域資源の共同管理コミュニティを考える>分科会
             企画責任者:藤本 穣彦・渡辺 孝司(九州大学)
             コーディネーター:藤本 穣彦(九州大学大学院工学研究院)
    企画趣旨:
     太陽、風、水、バイオマス等を利用した自然エネルギーは、その地域の土地と空間に帰属したエネルギーである。地域コミュニティが管理・利用の主体となって、地域のために利用すれば、自然エネルギーは地域に利益をもたらす財産となる。自然エネルギーを地域の力で活用するためには、地域の資源を共同で管理し、かつ、得られた利益を地域のために活用するための新しい価値と発想で取り組まれる必要がある。
     では、自然エネルギーを地域コミュニティで共同管理し、活用するためにどのような考え方と方法が必要となるのか。そして、自然エネルギーの導入や共同管理を担う地域コミュニティはどのようなありようが考えられるのか。
    本分科会では、福岡県糸島市、朝倉市、宮崎県五ヶ瀬町における小水力発電の導入事例に学びながら、自然エネルギーを主体的に管理・活用する地域資源の共同管理コミュニティについて議論したい。
     報告者  ① 石井 勇(五ヶ瀬自然エネルギー研究所所長・元五ヶ瀬町職員)
               「宮崎県五ヶ瀬町の取り組み-地域づくりNPOの観点から」
            ② 矢野 正文(糸島市環境部生活環境課 課長補佐)
               「福岡県糸島市白糸行政区の取り組み-地方自治体の観点から」
            ③ 平田 悌子(朝倉市議会議員)
               「福岡県朝倉市の取り組み-地方議員の観点から」
            ④ 島谷 幸宏(九州大学大学院工学研究院教授)
               「水利権行政と発電」

     討論司会・コメンテーター
             高村 学人(立命館大学政策科学部)
               「コモンズの地域共同管理コミュニティについて」

    (5) <地域コミュニティからみた大学の役割とは?>分科会
           企画責任者:武井 俊詳(西南学院大学)
                    亀井 敏裕(パシフィックコンサルタンツ)
                    田中 正則(福岡ソフトバンクスホークスマーケティング)
         コーディネーター:藤本 穣彦(九州大学大学院工学研究院)
    企画趣旨:
     近年、様々な場面で地域と大学との連携が活発化してきています。地域と大学の連携推進は、大学にとって研究の推進や学生の体験学習、社会貢献等の面で重要であるだけでなく、地域側にとってもまちづくりやコミュニティの活性化において非常に重要な課題となっています。
     しかし、これまで、京都地域における数大学が連携した取組みなど、幾つかの先進事例が報告されていますが、多くは特定の大学や個別の教員・研究室単位での活動が主体であり、また、コミュニティを軸に地域と大学との関係を論じる機会はほとんど見受けられない状況でした。
     このセッションでは、地元における取組み事例等の報告も踏まえつつ、ワークショップを通じて地域コミュニティにおける大学の役割、有るべき姿や実現に向けた課題を明らかにしたいと思います。
     報告者  ① 松尾 晃成(九州大学知的財産本部)・藤岡 継美(からつ大学交流連携センター)
               「九州大学の社会連携事業とからつ大学交流連携センターの取組み」

           ② 中村 奈良江(西南学院大学)
               「西南子どもプラザと地域交流のあり方」
           ③ 田中 正則(福岡ソフトバンクホークスマーケティング㈱)
               「地域交流事例(西南学院大学・西日本短期大学)と検証」
           ④ 渡辺 浩(福岡大学)
               「地域防災における大学の力」

    * 地域関係者,学生,大学関係者,行政職員を交えてのワークショップを通じ、
      地域・大学連携 の可能性や課題を模索します。

    昼食・休憩 : 11時30分~12時20分

    分科会Ⅱ : 12時20分~14時10分              会場 : 1号館 2階・3階

    (6) <迫る超高齢化社会に備える地域福祉を考える
    -明日はわが身!!地域の力、知恵を集結する高齢者見守り>分科会 

          企画責任者:十時 裕(福岡市地域活動アドバイザー)
          コーディネーター:村山 浩一郎(福岡県立大学人間社会学部
    企画趣旨
     国は団塊世代が75歳となる2025年までに、医療、介護制度を含めた地域ぐるみで高齢者を支援していく地域包括ケアシステムの構築を目指している。
     その実現には地域の施設、活動する団体、ボランティアなど地域福祉を支えていくことになる様々な地域資源の有効活用が図られる必要がある。
     特に自治会(町内会)といった地縁団体による地域支援と民生委員が担っている個人支援が連携したコミュニティのネットワークの力を補強、充実し、高齢者支援を全面的に支援する地域基盤づくりに期待が集まっている。
     この分科会では自治体、校区コミュニティ、町内会とそれぞれ異なる領域、単位からなる地域の高齢者支援の取り組みの実践事例を参考に、来るべき超高齢社会に対応した地域福祉を住民と共に考え、取り組む社会福祉協議会を中心にした自治会と民生児童委員との連携、協力、見守りネットワークのあり方とその進め方について意見交換する。
     報告者  ① 田之上 亮太(岡垣町社会福祉協議会)
              小八重 勝利(前岡垣町区長会会長)
              藤原 一子(岡垣町民生委員児童委員協議会会長)
                 「岡垣町地域福祉の取り組み」
            ② 馬男木 幸子(福岡市社会福祉協議会 地域福祉ソーシャルワーカー)
              平川 正之(城浜校区社会福祉協議会会長)
              難波 順子(城浜校区民生委員児童委員協議会会長)
                 「東区城浜校区つながりマップ実行委員会の取り組み」
            ③ 井上 晶秀(茶山6丁目町内会長)
              吉村 美穂(城南区社会福祉協議会 地域福祉ソーシャルワーカー)
                 「城南区城南校区茶山6丁目町内会の取り組み」

    * 行政職員,自治会関係者,民生児童委員,社会福祉協議会関係者による参加型ディスカッショ
     ンを通して、高齢者支援からひろがる地域福祉のあり方、進め方について考える機会とします。

    (7) <地域とNPOはなぜ手がつなげないのか
    -よりよい関係づくりのためのミッシング・ピースを見つけよう>分科会

         企画責任者:藤井 ひろ子、高島 美之(福岡市)
         コーディネーター:北川 洋一(京都市市民協働政策推進室)
    企画趣旨
     住民による地縁組織で住民相互の交流や防犯・支えあい等に取り組む地域自治組織(自治会や自治協議会等)と、自分たちが捉える社会課題に対して自主的・自発的に取り組むNPO(NPO法人やボランティア団体)。
     地域自治組織とNPOが、対等の立場でお互いの強みを生かし、一緒に活動することができれば、だれもが住みやすい地域社会が実現するだろうと言われて久しい。しかし現実には、地域自治組織とNPOはお互いに出会う場や相互に理解しあう機会も少なく、いまだに遠い存在にある。
     もしかしたら、「かけ声」や「お見合い」だけでは簡単につながることができない差異やズレがあるのかもしれない。しかし、中にはうまくいっている地域自治組織とNPOもある以上、「つながることができない」わけではないはずである。
     そこで、今回は「かけ声」や「一般論」を超えて、本音の語り合いと具体例を通じて、「地域自治組織とNPO、お互いに相手のことをどのように思っているのか?どうしたらお互いに理解しあえるのか?共働できるのか?」等を議論し、地域自治組織とNPOが出会うきっかけや連携できる仕組みづくり、そのための公民館や行政、市民活動センター等の役割など具外的なアイデアを会場全体で考える。
     報告者  ① 福山 誠(前福岡市博多区自治協議会長連絡協議会会長)
            ② 今村 晃章(NPO法人NPO九州 理事)
            ③南 幸盛(福岡市警固公民館館長)

    * 事前にNPOと地域自治組織との関係性についてアンケート調査を行っているので、その結果
    も参照しながら、「地域自治組織はなぜNPOを求めないのか」「NPOはなぜ、地域自治組織
    に寄り添いにくいのか」について、報告者を中心に参加者の意見も取り入れながら議論する。

    (8) <コミュニティを支える専門家(支援者)のあり方を考える>分科会
       企画責任者:山崎 裕行(よかネット)
       コーディネーター:谷 亮治(京都市まちづくりアドバイザー)
    企画趣旨:
    地域活動を支える専門家のあり方が大きく変わってきている。
    これまで求められてきた役割と言えば、地域が抱える課題に対し、専門的な立場から解決策を提示することにあったが、地域課題が輻輳化する今日では、地域と一緒になって課題の要因を考え、地域が取り組む課題解決に向けた活動を支える役割が求められるようになっている。地域活動を支えるにあたっては、ある分野に特化した専門性よりも、様々な知見や人的ネットワークが不可欠となっている。現在では、専門家というよりも、地域活動を支える支援者と称する方が適切なのかもしれない。
    福岡市では、各行政区に地域支援課があり、地域支援係の方が概ね1人4校区を担当する形で、自治協議会の活動を支援している。一方で、コンサルタントも地域の様々なまちづくり活動を支えている。
    これから地域と関わっていく行政職員やコンサルタントに求められる地域での立ち位置(姿勢)や能力はどのようなものだろうか。又、既に地域と関わりを持っている行政職員やコンサルタントが直面している課題とはどのようなものだろうか。
    本分科会では地域と共に歩みたいと願う専門家(支援者)に集まって頂き、自身が抱える課題を語り合い、地域と共に歩む専門家(支援者)として活動していく上でのノウハウを共有するとともに、これからの専門家(支援者)像(地域との関わり方、生き残り方など)をともに考えていきたい。そして、お互いの得手、不得手を知ること、他の主体との補い方を知ることで、地域を支援したい人たちのネットワークが広がり、またスキルが高まることを目指したい。
    報告テーマ 「地域と歩む専門家(支援者)としての地域への関わり方・求められる能力」

     報告者  ① 大峰 善道(福岡市早良区地域支援課課長)
            ② 徳永 哲(株式会社エスティ環境設計研究所 代表取締役・所長)

    * より多くの方の経験や意見を出し合い学び合う場とするため、全体での意見交換、議論の時間
     を多くとりたい。

    (9)<都市近郊部での集落コミュニティの維持・活性化
    -都市近郊部でも集落衰退の危機!では、どうする?->分科会

             企画責任者:波木 健一(福山コンサルタント)
             コーディネーター:安藤 周治(NPO法人ひろしまね理事長)
    企画趣旨:
    中山間地域の集落コミュニティに関する取り組みは、本来、大都市部から遠く離れた山間部等での過疎化・高齢化した集落の維持・活性化に視点を置いています。しかしながら、福岡市等の都市郊外部の山間地においても、都市計画法等の開発規制による新規開発の抑制や生活インフラの整備遅れ等から、集落の人口減少・高齢化、それに伴う農山漁業離れ等が誘引されて限界集落の様相を呈する集落が現出しています。
    ただし、一見条件不利と思われるこれらの集落の中には、都市近郊部としての特性を活かした「6次産業化」「都市部住民との交流ビジネス」等による「稼ぐコミュニティ」の形成や、空家への新住民受け入れ等の対応を通して、地域としての自立を展開する集落があります。
    本分科会では、都市近郊部において自律的な地域活動を展開している集落コミュニティの実状報告を通して、集落コミュニティの維持・活性化に向けた施策の実態と特徴について探り、山間部での人口減少集落における地域運営の考え方、対応の可能性について協議します。
     報告者  ① 結城 勉(福岡市早良区脇山校区自治協議会会長)
                 「政令都市福岡における過疎校区でのまちづくり・福岡市脇山校区」
            ② 清永 賢治(北九州市合馬校区まちづくり協議会会長)
                 「集落コミュニティが取り組む地域ブランドづくり・北九州市合馬校区」
            ③ 石丸 校寛(北九州市産業経済局農林水産部 6次産業・地産地消課)
                 「都市近郊部農村集落の活性化に向けた取り組み」
            ④ 波木 健一(九州郷づくり共助ネットワーク研究会)
                 「外部者による集落コミュニティ維持支援の取り組み」
    エクスカーション : 7月7日(日)14時30分~16時30分または17時(予定)
           集合(出発)時間:14時30分  集合場所:西南クロスプラザ・大学博物館裏の広場

    ★コースA:「百道浜校区自治協議会」の活動視察
     福岡市西部のシーサイドももち地区は、アジア太平洋博覧会後の埋立地を利用した25年目を迎える博多湾に面した新しいまちです。その中で、地域の宝である
    「こども」の育成から高齢者社会への備え、環境保全、暴走族追放、防災、賑やかで死角のないまちづくり、サザエさん通りの命名を始めとした「まち全体がサザエさん一家」運動に、積極的に取組んでいる百道浜校区自治協議会、シーサイドクラブ(おやじの会)による、地域住民コミュニティの安心安全で、楽しい地域づくり活動を学びます。
     そのあとは、同地域内、あるいは近郊の施設を見学します(福岡市博物館、福岡タワー、王貞治ベースボールミュージアム。希望者のみ)。16時半終了(予定)。
     
    プログラム:① 地域コミュニティ事例紹介(於:百道浜公民館)
              「自分たちのまちは自分たちで守り育てる安心安全でユニバーサルなまちづくり」
            ② まち歩き+観光…(グループに分かれて歩きます)
               百道浜校区案内+下記施設のいずれか(希望によりグループ化)

    (1) 福岡市博物館(国宝金印、黒田官兵衛を初めとしたアジア交流都市福岡の歴史)
    入館料200円
    (2) 福岡タワー全市展望(博多湾~市内全景を望む) 展望料800円
    (3) 王貞治ベースボールミュージアム(世界1のホームラン王の足跡と野球エンタメ)
    入館料700円
    ・定員:40名程度 
    ・参加費:百道浜までの移動費と施設見学費は実費自己負担(百道浜は西南学院大学の隣接校区です。)

    ★コースB:「白糸の滝のコミュニティ・エネルギー」現地研修(福岡県糸島市)
     地域の資源である自然エネルギーを地域コミュニティで共同管理し、地域のために活用するための方法を、糸島市白糸行政区における小水力発電の導入事例に学びながら考える。白糸の滝は、年間14万人が訪れる観光地である。2011年度「糸島市九州大学連携研究助成」による共同研究「白糸の滝における小水力発電導入の構想と計画」(研究代表者 島谷幸宏)に基づいて、「白糸の滝1・2・3夢プロジェクト」が策定された。コミュニティレベルでの小水力導入の計画が進んでいる地域である。

    コーディネーター・講師  藤本 穣彦(九州大学大学院工学研究院学術研究員),
    青木 一良(白糸行政区長),矢野 正文(糸島市環境部生活環境課 課長補佐)
     スケジュール(交通事情により終了時間が遅れることがあります)
      (14:30)西南学院大学出発(九州大学マイクロバス利用)→(15:30~16:30)白糸の滝を見学し、白糸行政区長と意見交換→(~17:00)筑前前原駅にて解散

     ・定員:20名  ・参加費:無料 

     * 付記:本エクスカーションは、九州大学大学院工学研究院環境社会部門 島谷幸宏研究室の提供により実施されます。

     ★ 参加ご希望の方は、参加申込書に必要事項を  ご記入いただき、FAXまたはメールでお送り下さい。


    〔大会への参加申込方法〕

    (会員の方)  大会案内のNewsletter発送時に同封される「参加申込票」
    (学会HPからもダウンロードできます)にご記入いただき、学会事務局までFAXでお送り下さい。
    参加費・懇親会費につきましては、同封の振込用紙にてお振込み下さい。
    (非会員の方) 学会HPからダウンロードできる「参加申込票」にご記入の上、
    学会事務局までFAXでお送り下さい。参加費・懇親会費につきましては、
    参加申込票に記載された指定口座までお振り込み下さい。
        ★ 申込期限 : 6月21日(金)  参加費などの振込期限 : 6月27日(木)

    〔会場案内〕  
    西南学院大学   〒814‐8511 福岡市早良区西新6‐2‐92
    ・地下鉄 「西新」駅から徒歩5分
    * 駐車スペースはございませんので、公共交通機関をご利用ください。

    〔1号館(総会及び分科会会場)配置図〕 

    利用教室一覧

    7月6日(土) 午後
      学会事務局   Ⅰ-201
      総会受付    センターホール
      総会    Ⅰ-202
      シンポジウム  大学チャペル
             (1号館隣接)
      懇親会  西南クロスプラザ2階
          (大学正門向側)

    7月7日(日) 午前
      学会事務局   Ⅰ-201
      休憩室     Ⅰ-202
      打ち合わせ室  Ⅰ-205
      分科会受付   センターホール
      分科会(1)     Ⅰ-301
      分科会(2)     Ⅰ-302
      分科会(3)   Ⅰ-303
      分科会(4)   Ⅰ-308
      分科会(5)    Ⅰ-206
    7月7日(日) 午後
      学会事務局   Ⅰ-201
      休憩室     Ⅰ-202
      打ち合わせ室  Ⅰ-205
      分科会受付   センターホール
      分科会(6)    Ⅰ-206
      分科会(7)   Ⅰ-308
      分科会(8)    Ⅰ-307
      分科会(9)    Ⅰ-302

    ★ 昼食について
    7月6日は学内の食堂が利用出来ますが、7日は利用出来ません。そこで、7日についてお弁当の注文を承ります。特に、部会・分科会を午前,午後ともご出席される方は、大会参加申込票にて6月21日(金)までにお申込み下さい。なお、お弁当代金600円は、当日、お弁当と引き換えで徴収させていただきます。7日の11時30分より、センターホールにてお弁当の受け渡しを行いますので、宜しくお願いいたします。

    ★ 宿泊施設について
    博多駅周辺,天神界隈にたくさんありますので、各自早めにご予約ください(地下鉄博多駅,天神駅から西新駅は直通です)。

    ★ 7月1日から博多祇園山笠がはじまっています(山笠が街なかを走るのは10日~15日です)。街の各処に飾り山が建てられ賑やかですので、大会とあわせてお楽しみください。

    Copyright (C) 2004-2010 Japan Association for Community policy. All Rights Reserved

    .

  • ご連絡先

    コミュニティ政策学会事務局

    〒102-0071 東京都千代田区富士見2-17-1 法政大学法学部気付

    TEL : 03-3264-9441 / FAX : 03-3264-4045 E-mail:office@jacp-official.org