第22回学会大会(世田谷)開催のお知らせ

「世田谷から考えるコミュニティ政策の可能性 ~自律分散する住民まちづくり~」

  • 開催趣旨

住民まちづくりの先進地域の一つともいわれる世田谷区。都市デザイン室による参加型まちづくり、まちづくりファンドやプレーパークなど住民主体の活動の数々は、全国の住民まちづくりに大きな影響を与えた。しかし、2000年代以降は活動や体制の硬直化などから「周回遅れのトップランナー」と言われることもあった。こうしたなか、保坂区政の「観客からプレイヤーへ」の標語のもと進められた空き家活用事業、グリーンインフラの整備、下北沢駅前再開発、また2010年代の新しい住民プレイヤーの勃興など、全国的にも注目に値する新しい動きが芽生えている。近年の世田谷の住民まちづくりは、団体ではなくパーソナルなネットワークを基盤に、それぞれの地域や分野で即興的に活動を生み出す「自律分散」が大きな特徴といえる。従来の住民団体によるまちづくりから、自律分散する住民まちづくりへのシフトによって、地域を構成する多様なステークホルダーの関係性はどう変化するのか、コモンズの所有、利用、マネジメントがどのように進化するのか、そしてこうした潮流がコミュニティ政策のあり方をどう書き換えていくのか。世田谷のこれまでとこれからをたどりながら、コミュニティ政策の可能性を考えたい。

  • 開催概要

●開催地:東京都世田谷区

●大会日程:2023 年 7 月 1 日(土)、2 日(日)

      ※6 月 30 日(金)にエクスカーションを予定しています。

●会場:東京都市大学世田谷キャンパス7号館

〒158-8557 東京都世田谷区玉堤1-28-1 TEL.03-5707-0104(代表)

●主催:コミュニティ政策学会

●大会概要(予定)

7月1日(土曜日)【1日目】

 午前:総会

 午後:全体セッション

    分科会①

7月2日(日曜日)【2日目】

 午前:自由論題部会

 お昼:ポスターセッション

 午後:分科会②

    分科会③

詳細は、6月初旬発行予定のNewsletter№50やWebサイトで随時公開していきます。